はじめまして!
去年の後半に
「新規IPのゲーム企画制作を一緒に行えるデザイナー・イラストレーターさん募集」の募集をしてから、ありがたいことに沢山の方からお声がけいただき、応募いただいたデザイナーさんたちと、4つのプロジェクトを進行しています。
https://game-creators.camp/recruits/aSXUDJ8ONgZTPeRrrF8e
もともとは一人の方と一本のゲームを制作していく想定で募集をしたのですが、本当に魅力的な世界観と考えをそれぞれお持ちの方たちと出会えたこともあり、僕自身はスタジオのような役割を担い、色んな(エンジニアさんも含めた意味での)クリエイターさんたちが自分のクリエーションを発信できる場所にして行きたいと考えました。
ですので、具体的な募集内容についてお話しする前に、スタジオの紹介をさせてください。
スタジオの理念は、2つあります。
①クリエイターファーストのゲーム制作を行うこと
②クリエイターさんたちに還元される報酬体系の実例を作ること
①クリエイターファーストのゲーム制作について:
仕事でゲーム制作を行っていると、成功した前例を求められたり、予算内での開発を求められたりして、クリエイターさんたちの持っている素敵な世界観や”好き”を、そのまま表現できない場面がとても多くあると感じていました。
一見ゲームにならないような要素も、きちんとゲームに落とし込むことで、どこかユニークで魅力のあるタイトルを生み出せるのではないかと考えたことがきっかけです。
確かにAAAタイトルを作ろうとすると、企業でないと集められない莫大な資金とノウハウを元にしないと作れないという事実もありますが、事実としてマーケットやマネタイズ、前例などに囚われすぎて、プレイヤー目線で作られていなかったり、ゲーム自体が面白くなかったり、どこかでやったことのあるゲームの劣化版だったり、企業産ゲームで特にこの5,6年間はそういった作品が多いと感じていました。
ただ、莫大な資金がなくても、実際にものを生み出せる人たちが集まって同じところを向ければ、ゲームは完成すると考えました。
そこで、お金を投資するのではなく、クリエイターさんたちそれぞれが”時間”を投資して、いずれは小島さんのスタジオのようなAAAタイトルを、企業に頼らず作れるようになる場所の足がかりが作れないかという考えが、このスタジオのスタート地点です。
(企業も本来はクリエイターが主体であるべきで、作品を作ること自体をしていない役割の人たちが、クリエイターさんたちより多くのお金を受け取っている現状にも疑問がありますが、それはまた是非お話しできる機会にゆっくりと話せたらと思います。)
②クリエイター還元型の報酬体系について:
上記のように、クリエイターさんたちが主体となるということは、報酬も還元されるべきだという考えが基盤にあります。
それも、ただ「みんなで利益を分け合おう」ではなく、作品に対してそれぞれが使った時間や貢献度を踏まえた、プロジェクトに参加した人たちが納得できる、新しい形の報酬体系を作れないかと考えました。
そうした気持ちから考えた報酬体系を「報酬についての詳細」に記載しましたので、そちらをご参照ください。
まだ最初の実例を実現できるよう目指している段階ですので、実際に不都合や抜けがあれば都度更新していく内容ではありますが、意図に共感していただけた方とより良いものにしていけたらと考えています。
以上のように、”「個人の集まりであることの強み」を活かして、企業では出来ないようなことをやろう” というコンセプトから、スタジオを「無秩序な人の集まり」という意味をもつ ”RABBLE” と名付けました。
現在一緒に取り組んでいる方たちの各プロジェクトが目指している完成形はそれぞれ違いますが、このコンセプトは全員で共通して持っていますので、まずスタジオとして目指しているところを紹介させて頂きました。
賛同して一緒にものづくりをしたいという新たな仲間に出会えたら嬉しいです。
ご応募いただいてからプロジェクト参加までの流れです。
①顔合わせで自分から活動内容を改めて説明し、ご質問にお答えします。雑談ベースで大体2時間前後、GoogleMeetでの実施を想定しています。
②顔合わせ後、参加意思を示していただいた方でスタジオのメンバーと問題なく進められそうな方に、進めているプロジェクトの詳細をお伝えする会を設けます。Slackで連絡を行っていますので、このタイミングで招待いたします。
③ご興味があるプロジェクトのプロジェクトオーナーを交えて顔合わせし、以降の進め方をすり合わせします。
また、RABBLEでは、制作をフェーズごとに分けて募集を行っています。
・フェーズ1(プロジェクトオーナー):企画制作段階
デザイナーさんやエンジニアさんなど、クリエイターの方とゲームにしたい世界観やシステムを、どのようなゲームとして表現したいかを話し合いながら、企画概要をまとめるフェーズです。この段階で主体となって参加いただいた方が、以降のプロジェクトオーナーです。
・フェーズ2(コアメンバー):プロト版の完成
フェーズ1でたどり着いた企画概要を元に、その企画の一番の売りとなる部分を実際に作り、目指している体感を目指してビルドアンドクラッシュを繰り返すフェーズです。
ゲームの肝となる部分を作り込む一番大切なフェーズですが、同時に一番乗り越えるのが大変なフェーズだと考えています。そのため、報酬の分配率もコアメンバーには多めに設定しています。
プロト版のゴールはプロジェクトごとに異なりますが、最低限売りとなるゲーム性を実際に仮アセットを使って遊べる状態になっていることを想定しています。
・フェーズ3(開発メンバー):ベータ版の完成
フェーズ2でたどり着いたプロト版を元に、キャラクターやステージ、スキルなどの要素を肉付けしていくフェーズです。プロト版の面白さを一通り遊んで、ユーザーテストが行えるところまでを完成させるところが、このフェーズのゴールです。
こちらも、プロジェクトごとに必要とされる役割や人数は異なります。コアメンバーのみで完成させたい意思が強い場合には、追加のメンバー募集をしません。
・フェーズ4:アーリーアクセス(EA)版のリリース & 製品版の発売
ベータ版にユーザーテストの結果を反映させ、EA版をリリースし、ロードマップに則った開発を進め製品版の発売を目指します。ここでも内容によりますが、必要に応じて追加のメンバー募集を行う可能性があります。
長くなりましたが、本題です!
(おまたせしました。ここまで読んで頂きありがとうございます。)
以上を踏まえて、現在進めている4プロジェクトのうちの1プロジェクトがフェーズ2に移行しますので、コアメンバーの募集を行いたいと思います。
*近々もう1プロジェクト(”ヘビ”が主人公の横スクロールアクションゲーム)も募集をかける予定がありますので、そちらも準備が出来次第投稿いたします。
こちらには概要のみ記載しますので、詳細は顔合わせの際にお伝えさせていただきます。
・プロジェクト名「GOD」:リードエンジニアさんを1名募集
普段は漫画家として活躍されている方がプロジェクトオーナーで、現在リードプランナーと自分の3名で進めています。
ゲーム内容としては、『Live a Live』や『One Step From Eden』といった、マス目上にいる複数のユニットを操作して、アクティブスキルやパーティスキルなどを発動しながらシナジーを狙ってステージをクリアしていくタイプのゲームです。
ユニークなポイントとしては、将棋の早指しやトランプの”スピード”のように、ユニットの移動やスキルの発動を、素早く敵の動きを見ながら対応していく内容です。
バトルがこのゲームの面白さの肝となる要素なので、操作性を含めた面白さを実現できるところまで、ビルドアンドクラッシュを繰り返す行程から参加いただき、製品版の完成までを一緒に目指して頂けるコアメンバーを募集しています。
開発エンジンに関してはUnityかUE4 or 5を想定していますが、企画内容を応募いただいた方のスキルセットと合わせて、一緒に検討していきたいと考えております。
とても長くなりましたが、スタジオ理念を元に一緒に制作を進めていき、完成させて収益を得るところまでを本気で目指せる仲間と出会えること、心から楽しみにしております。
また上記募集内容に該当しなくても、スタジオの活動自体に興味があったり、自分の作品や世界観を活かしたいと考えている方がいましたら、是非お声がけください。