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シナリオ。ゲーム内会話文、アイテムとかの文章

シナリオ
文章
Salvia
Salvia
最終更新日:2025年06月26日
ポスト
担当したジョブ
小説家
シナリオライター/脚本家
期間
~
説明

ゲーム風 会話文のみ文章 指揮官「突撃する!あのような狼藉許してはおけん!」 参謀「指揮官殿お待ちを。我が軍の兵力はわずか6千。相手は1万8千をゆうに超えます。対する敵は河岸に陣を敷いており、この兵力差と地形では突破することは不可能です」 指揮官「ぐうぅ」 参謀「更に敵は遊牧民族で弓騎兵で構成されています。真正面からぶつかってもかわされる可能性が高いでしょう」 指揮官「それをどうにかするのがお前達の役目だろ!」 参謀「状況が悪すぎます。いったんここは退いて別働隊と合流するのが賢明かと」 指揮官「ならん!あのような蛮族どもにコケにされて撤退するようでは我が軍の士気にかかわる」 参謀「しかし、まず川を渡るには、河岸に陣を敷いてる敵をどかす必要があります。我が軍の弓では河岸まで届きません」 指揮官「……」 参謀「決断を」 指揮官「……飛ばせば、飛ばせばいいんだろ?」 参謀「指揮官殿……?」 指揮官「攻城兵器を用意しろ。明日蛮族を殲滅する」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 蛮族兵士「隊長、敵側に動きがあったようです!」 蛮族隊長「なに!やはり挑発にのてきたか!●な王だ。我が弓の獲物にしてやろう!弓兵を集めろ!川を渡ってきた敵を徹底的に射掛けるだ!」 蛮族兵士「は!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 参謀「指揮官、隊列を組み終わりました。ただ蛮族側もこちらの動きを察知して河岸に弓隊を配備しているようです」 指揮官「攻城兵器の方は準備できているか?」 参謀「はい、全バリスタ装填完了、いつでも発射できます!」 指揮官「よし、撃て!」 参謀「発射!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 蛮族隊長「ふふふ、どうだこの弓隊。流石の強靭な兵達でもこの矢を相手しながら、川を渡ることは不可能だろ」 蛮族兵士「隊長!!」 蛮族隊長「どうした?」 蛮族兵士「矢が!矢がふってきます!」 蛮族隊長「何!?この距離を届く弓矢など存在するはずないだろ!」 蛮族兵士「バリスタです!どうやら敵は攻城兵器を城ではなく対人兵器として使っているようです!!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 参謀「蛮族の陣形が崩れました!」 蛮族隊長「よし!このままバリスタで後方支援しつつ敵側へ上陸するのだ!」 兵士「うおおおおおおおおお!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 蛮族兵士「隊長!上陸阻止できません!」 蛮族隊長「ぐうぅ。撤退だ!いったん後方に下がり陣形を立て直す!」 蛮族隊長「ひけ!下がるぞ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 参謀「歩兵部隊、重装騎兵。川をこえる事ができました」 参謀「ただ、速度を重視した結果我が主力の重装部隊は軽装歩兵として渡ることになりました」 指揮官「よい、このままここに橋頭堡を作り。蛮族を駆逐する」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 蛮族兵士「隊長、敵側が攻めてきました!」 蛮族隊長「くそ!バリスタにしてやられたが、今度は我が軍の有利な平野。弓騎兵隊でるぞ!」 蛮族兵士「は!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 蛮族兵士「接敵します!」 蛮族兵士「旋回!」 蛮族兵士「いまだ掃射!」 蛮族隊長「はっは、どうだ!我が弓の威力は!思い知ったか!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 参謀「蛮族が、先鋒と衝突したようです。こちらの兵もかなり善戦はしておりますが、蛮族の弓騎兵が先鋒の兵周辺を走り回って射掛けられる事によりかなりの苦戦しいられているようです」 指揮官「よし、囮りにひっかかったな。法螺を鳴らせ、展開した右翼と左翼で敵を更に囲い込むぞ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 蛮族兵士「隊長!!敵の勢力が左右から現れました!」 蛮族隊長「なに!くそ!なんとか抑え込め!!」 蛮族兵士「無理です!騎馬隊の機動力が失われて!立て直しましょう!」 蛮族隊長「くそおお!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 参謀「指揮官殿、敵の弓騎兵の足が止まりました」 指揮官「よし、重装騎兵前へ!蛮族を蹴散らすぞ!!!突撃!!!!」 兵士「うおおおおおおおおおお!!!!!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 蛮族兵士「隊長!!!!敵の騎兵が!!!」 蛮族隊長「ここまでか……」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 参謀「蛮族の首領の首を討ち取りました。総崩れです」 指揮官「よし勝鬨をあげろ!」 兵士「おおおお!!!おおお!!!! ホラーゲーム アイテムの日記風 ××年××月××日 今日の仕事はここ最近で1番の酷さだった。どんなに棒で叩いて、拳で殴ってもまったく言うことを聞きやしない。挙句の果ては通行人の持っていた酒瓶を奪うとぐびぐびと飲み始めた。必死になって処刑台に連れてきたはいいものの、のんびりと酒を飲んでるものだからシュミットさんもつい痺れを切らして瓶ごと首を切り落としてしまったよ。おかげで、血をもろに浴びるわ、民衆からはボロクソに文句を言われるは散々の日だった。 明日の囚人は楽だといいなぁ。 ××年××月××日 今日の囚人は年若い女性だった。栄養が足りていないのか痩せ細っていて枯れ木のような腕をしていた。顔は薄汚れていたけど、端正で整っていてなかなかの美人だった。こんな美人を処刑するなんてもったいない。でも、最近はこういう哀れな女性が多い。不思議に思って今日シュミットに聞いて見た。嬰児殺しという罪らしい。子供を作って男に捨てられた女性が育てることができず殺してしまう。まあ今時よくある事みたい。その女性の処刑の開始は結構後で、ちょうど何人かを処刑した後だったから、だいぶ処刑場が荒れてた。囚人によっては卒倒する人もいるけど目を瞑ってシュミットが現れるまで祈り続けてた。最後は自ら処刑椅子に座って首を差し出した所は珍しくシュミットも美しい死だと感心してたなあ。処刑も綺麗に一撃で首を落とせて、民衆も喜んでいたよ。 ××年××月××日 今日は溺死刑だった。溺死刑は斬首の時みたいに囚人を直接押さえなくていいから少し安心。もちろんシュミットさんの技量は信頼してるけどさ、この前の処刑は自分の指スレスレのところを剣が通ったから、あれは肝が冷えたね。まぁ、だから気が緩んだわけじゃないけど、今回はミスしちゃってシュミットに怒られた。囚人を処刑場に連れてきて、麻袋に詰めて桟橋から投げ込んだまではよかったんだけど、水中で囚人があまりに暴れるもんだから囚人を抑え込んでいた竿が折れちゃった。流石に今日のは怒られたなぁ。反省。 ××年××月××日 今日のシュミットは凄かった!囚人が小柄で首が小さくてどうするんだろうと見てたらコインをおもむろに取り出して投げたんだ!囚人はつい目でそちらを見ようと首を伸ばしたところをスパッと首を一撃で切り落とした!囚人を動揺させないように剣を隠してたみたいだし流石だなぁ。自分も早くシュミットみたいになれるように練習しないと! 導入 プロローグ風  城内が慌ただしい。皆一様にどこか思い詰めた様子で足早に動いている。宮廷はどんよりと重苦しい雰囲気が立ち込め、煌びやかな装飾たちも影を落としていた。  それもそのはず、皇帝が死んだのだ。民からも貴族たちからも疎まれた皇帝は4年という短い治世を暗殺という手段で幕を終えた。  先代の皇帝も評判が悪く、2代続けての暗君の登場は、貴族達によって実質帝政の世襲制になった独裁官を廃止しようとすら動きがある。  暗殺された、陛下も何も最初から暗君だったわけではない、初期の頃の治世は堅実に進め、民からも貴族達からも一定の評価を得ていた。しかし、暗君と言われるようになったのはその数年後。重い病を煩った頃を境に人が変わってしまった。  常日頃、暗殺や陰謀を疑い、人を信じることができず疑心暗鬼になり、残虐行為に走るようになった。処刑や重い重税、豪華絢爛の派手な振る舞いが増え、民衆や貴族からも嫌われるようになり、ついには暗殺された。  暴君亡き後、後継者問題だ。あまりの急な崩御のせいか後継者がいなかった。時間をかけていれば、貴族達の横槍も間違いなく入ってくる。どうにかしなければ。