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3D音響(Ambisonics)で曲と360度動画を作ってみた

立体音響
実験
vr
k-shi / けし
最終更新日:2021年04月20日
ポスト
担当したジョブ
サウンドクリエイター
映像クリエイター
期間
~
説明

YoutubeやVR機器で360度動画が見られる中で、向いている方向に合わせて音が変化する(ちゃんと向きを追従して回る)Ambisonicsという形式で音楽を作ってみた試み。 焚き火とか飛行機の音も映像の位置に合わせてあるけれど、定位の解像度は低くて再生環境によってはわかりにくい。 動画と音は合わせて3日くらいで作成。 映像の3Dモデルを並べてTimelineでアニメーションを作って360度動画用の連番ongで書き出すところまでをUnityで作り、楽曲はLgicXで作ったトラックをProToolsに並べてプラグインを使ってAmbisonics形式に書き出し、AACに変換し、Youtubeの公開するツールでメタデータを埋め込み、連番PNGと共にmp4へH264でエンコードしてYoutubeに上げるところまで独りで行った。 これを作った事で、再生する環境(ブラウザやVR機器)によって立体音響のデコード仕様が違う事を知り、現時点では理想的な音場で音楽を届けるのは難しという結論に至った。 Ambisonicsの次数を上げ、さらに再生環境の共通化とパーソナライズ化が進めば効果的な演出ができるかもしれない。